四季を五感で感じとる生活
穂の香では、2016年に創立10周年を迎えました。11年目で新たなスタートを切ろうと、穂の香(稲穂の香る場所)の名前にちなんでお米作りのチャレンジを始めました。穂の香・あや音の入居者様、燈いろの利用者様と共に田植えを行い、成長の様子を共に喜び、入居者様同士、声を掛け合って自然と外へ出るきっかけとなっております。
暑い時期には暑さを、寒い時期には寒さを感じ、鳥や虫の声に耳を傾け、花の開花に喜び、季節の流れを体で感じて過ごします。
自然の中で、個人個人がそれぞれの生活を送る事ができる環境を作り、入居者様からは人生経験から得た知恵を教えていただきながら「人と人」との関わりを大切にしております。
家族の集まれる場所
日常生活を送る中で、その人に合ったプランを介護支援専門員はケアプラン、介護士は支援計画書、看護師は看護計画書を立案・実施しています。それぞれの専門分野からお一人お一人に合った日常を提案させていただきます。その人が思う生活・その人がしてきた生活の延長線上に穂の香があり、家族様が自然と集まり笑い合える場所になっています。
また、人生の最終段階を、自然な形で過ごしたいと望まれる方も多くみえます。その人らしく生き切れるよう、本人様や家族様のご意向に添えるように関わっております。お看取りをされた家族様から「ここで最期を過ごせて良かった」「安心して見送れた」とのお声もいただいております。最期を迎えられた後でも、家族様とのご縁が途切れる事なく、行事などにボランティアとして参加してくださる方も多くみえます。
入居者様の繋いでくださるご縁を大切にしているからこそ、今の穂の香があります。